土田義晴氏の公式ホームページ名きいろいばけつは、土田氏と絵本作家   森山 京氏の1985年作品 『きいろいばけつ』から名付けました。

土田氏は、日本大学芸術学部油絵科に在学中、中谷貞彦、千代子夫妻に師事する中で、絵本の世界に進むことを決意。
1980年5月、『にわのはな(フレーベル館)』で、23歳の絵本画家としてプロデビュー。英語版『にわのはな』は、海外でも発売されました。

1985年、作家 森山 京氏と出会い、5月、あかね書房から森山京作 土田義晴絵の『きいろいばけつ』が発売され、その年の全国課題図書(低学年)となりました。土田氏28歳の時でした。

多くのこんすけファンの皆様に支えられ、その後も、きつねのこシリーズは続き、『つりばしゆらゆら』 『ぼくだけしっている』 『たからものとんだ』 『あのこにあえた』の4作品が つぎつぎと発表され、中でも『きいろいばけつ』は、10数年間、100刷を越えるロングセラーを続けています。

その後、茂市久美子氏との『ゆめをにるなべ』で再び全国課題図書となり、多くの子どもたちに愛読され、夢をあたえることができました。茂市さんとのシリーズもつぎつぎに発表され、「ひみつの おやどの おきゃくさま」や「たいこの ひびきは 森のうた」、「おいしいおまじない」、「クマのたんす」など茂市さんのお話の展開の楽しさ、土田さんの描くやさしい絵が多くの支持をうけました。
また、小学校国語、生活科、音楽の教科書にも数多くの絵を描き、多くの人の幼い頃の記憶にも残っているのではないでしょうか。
土田氏の名前は知らなくとも「この絵 見たことある!!」という多くの声をよく耳にします。

2000年の『きいろいばけつ』の帯には、女優の『中井貴恵』さんの あたたかいご紹介いただきました。
「ちょっぴりせつなくて、胸がキュンとしめつけられるような感動。大人も子供もこんすけ君と一緒に 小さな心の冒険、してみませんか?  中井貴恵

さらに、2004年には、土田さんと茂市久美子さんの作品 『このはの おかね つかえます』が、全国学校図書館協議会・毎日新聞社主催の 第50回青少年読書感想文全国コンクールの小学校低学年の部(1.2年生)の『課題図書』となりました。
2017年には、土田氏の絵本等の出版本もすでに
600冊を超え、多くのこども達に親しまれるだけでなく、小学生時代に土田絵本にふれた親世代の人たちにもいまだに愛され、親しまれています。

母親となった方からは、「ひさしぶりに土田さんの描いたキツネやクマさんの愛らしい表情を見ると、見ているだけで心が癒やされます。何十年ぶりにきいろいばけつのページをめくってみたくなりました」との声も。

ここ十数年は、土田氏の活動も絵本製作にとどまらず、毎年、新作絵本を中心とした「絵本原画展」を開催し、より多くの人たちへ原画のよさにふれていただく活動にも力をそそいでいます。
また、 同時開催として、こどもと一緒に作る「紙芝居」や「絵皿づくり」、「絵本バック」など、親子で一緒にできる ワークショップ活動にも熱心に取り組んでいます。

また、絵本画家として活躍しはじめた30年前から「子どもたちが本好きになるきっかけになれば嬉しい」と、
絵本のプレゼントを続けてきたことがきっかけとなり、交流を続けてきた小学校も多く、交流会では、こども達のリクエストに応じて、即興で絵を描くこともしばしば。 
   最初に交流をはじめた母校である「朝暘第一小学校」では、2016年に「交流30周年記念集会」が開催され、こども達が土田さんの思い出を語ったり、手紙や歌をプレゼントして歓迎してくれました。

また、保護者で組織する読書支援サークルからは、これまでの歩みを写真で紹介していただきました。
 これからも、土田作品が、多くの子どもたちの心に、いつまでも残る作品となってくれたらと思います。

                                                   2017年1月

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