第十九回(日本海海戦)

無風道人

日本の軍隊が真実を精確に研究し知恵を振り絞り
訓練を惜しまずに戦った最後の戦争であり、
あまりに勝ちすぎた為に後世に、ある意味悪い影響を与えた。
日露戦争後、現実逃避し別の国の軍隊かと思われる程、
質が下がり科学や情報の重要性を忘れ
精神論を振りかざすようになった。日本海海戦での
勝利の鍵の一つ大砲の命中精度の高さと
射撃術の確立と運用の徹底があげられる。
この海戦以前は射撃手が各人が照準を行っていたが、
いざ実戦では自分が発射した砲弾が命中したか
解らず確率が悪いことを悟った海軍は一砲のみ試射を行い
距離を計り直し命中弾の情報を瞬時に各砲に伝達し
射撃を行う事により命中精度を飛躍的にあげた。
それと東郷が艦隊を常に風上に位置させ、
それを忠実に実践出来る操艦能力を持った
艦長達の錬度の高さもあった





投稿本当にどうもありがとうございました。
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