長篠・設楽原合戦の真実
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濱野意忠

「長篠・設楽原合戦の真実」
甲斐武田軍団はなぜ壊滅したか(副題)
名和弓雄 著  雄山閣
定価2200円+税
ご存知、設楽原での織田・徳川軍VS武田軍の攻防を記した本です。
この本は、今までの歴史系のものとは大きく異なり、
あくまでも現地状況を忠実に再現していく
ドキュメンタリーの要素が強い本です。
結果から想像するのではなく、執拗に「史実」を追求していく
著者の執念には驚かされます。
鉄砲・馬防柵・騎馬・戦術等々、一切の妥協を許さずに
逐一検証していますので、その説得力は群を抜いています。
今まで我々が信じ込んでいた設楽原の合戦が
状況・物的証拠を突きつけられて「気持ちよく」
崩されていく快感を得ることができ、
すごく納得のいくデキになっています。
想像していた戦国の合戦が詳細に把握できる手段としては
これ以上のものはないと思います。
私の稚拙な説明などはこれくらいにして
是非是非、一度お読みになることをお勧めします。
高額(これだけ現地調査等をしていれば安いかも・・・)なので
最寄の図書館にリクエストをしてでも読む価値はあります。
数え切れない程の合戦解説書系の本の中で
これほど想像を排除し、実証した本を私は知りません。
とにかくお読み下さい。





投稿本当にありがとうございました。