正親町天皇

山名宗全

 

正親町天皇 1517〜1593

(おおぎまちてんのう)


在位1557〜1586年。後奈良天皇の第二皇子。
諱は方仁。母は参議(さんぎ)万里小路賢房の女吉徳院。
弘治三年(1557)、
父帝の崩御のあとを承けて践祚。しかし、
戦国期の皇室窮乏により
即位の費用にも事欠く有様であった。
永禄三年(1560)になって、毛利元就ら
戦国大名の援助によって即位し、
第一〇六代天皇となった。
織田信長入京後は皇室領の復旧新設などの援助を受け、
権威を回復した。
一方、室町幕府を滅ぼした信長の恫喝にも屈せず、
誠仁親王への譲位、暦の改定などの要求を退けるなど
気骨のあるところを示した。
天正十四年(1586)、
孫の和仁新王(後陽成天皇)に譲位。
文禄二年(1593)、正月五日に崩御。
墓所は深草法華堂。
室は万里小路秀房の女など。





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