戦国乱世1 〜春日山への放火〜

上杉弾正少弼謙信殿からの投稿

この小説は、長文歴史空想小説です。
内容は、徳川家康率いる徳川軍と上杉謙信率いる上杉軍が戦うと言う内容です。
なお、この小説は空想です。本気にしないでください。



上杉謙信は、その時越中攻めにかかっていた。
謙信は、越中富山城を包囲し、すでに落ちる城から
撤退する準備をはじめていた。
その日のよる、上杉家の忍び衆から速報がまわった。
「春日山城に放火」と言う知らせであった。その規模は、
春日山城下町一体を火の海と化させていると言う。
また、留守番役には山本寺・庄内と言った重臣を置いている。
また、養子でありながらわが子の用に育てた上杉景勝も
その春日山城に居たのだ。
謙信は、慌てた。
実は謙信は、武田信玄が信濃北部まできている事がわかっている。
この事がもしも武田信玄の耳にはいったら春日山ごと奪われてしまう。
富山城は、5000の兵を置き大将に柿崎景家を置いた。
残る1万5000の兵はその晩静かに春日山に向けて進みはじめた。
大軍が領内を素早く動き、わずか2日で到着。
そして上杉謙信は燃える城下町一体を見た。
その時、上杉謙信の背後を敵の忍びが狙っていた。
敵が切りかかった瞬間、家臣の鬼小島弥太郎が切り捨てた。
「殿。徳川家の忍びにござりまする。」
上杉謙信は、その忍びを見た。たしかに葵紋が入っている。
徳川家に間違えはない。
謙信は、弥太郎に景勝の生存の確認をこの時急がせた。
徳川家の忍びは、ものすごく強い。それは謙信でも知っていた。
弥太郎に命令をおえた直後、雨がふってきた。
その雨は大変強く、城下町一体の炎を翌日朝には消してしまった。

翌日朝、弥太郎と景勝が涙を流しながら謙信の本陣へ来た。
景勝は、初めての放火事件であった。庄内や山本寺が
放火報告直後に栃尾城に逃がしていた。
そのおかげで、景勝公は生きていた。だが、
山本寺や庄内と言った重臣を失ってしまった。
「おのれ、家康め。仇を討っ手やる!」
この言葉がのちに本当になるとはだれもしらない。

次回へ続く。





投稿本当にありがとうございました。

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