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  日本の攻城戦
                小烏丸
駄文で申し訳ありません本人は調べて書いているつもりですが
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    sin-19914@pop12.odn.ne.jp


 日本の城を攻める最も有効な手段は何だろうか・・・
 私は、答えは一つしかないと思う。
 もっとも有効な攻撃法それは火計である
 なぜ火計なのか言うまでもなく、日本の建築物の材質が木だからだ
 漆喰・木・・・燃えやすい。燃えないのは石垣・瓦ぐらいだ。
 しかし、日本の攻城戦において用いられていたと言う記述は少ない
 知っているのは、焼き討ちと言われる「東大寺焼き討ち」「比叡山焼き討ち」
 ぐらいしか私は知らない。しかし、これらは攻城戦と呼ぶのは難しい。そう、
 はっきり言って攻城戦での火計使用の歴史はあまり有名ではないのではないか。
 有名な攻城戦の戦法は、豊臣秀吉が用いたことで 有名な水攻め・兵糧攻め、
 火計は名を連ねていない。(と思う)

  ヨーロッパにおける攻城戦の手段として代表的なものとして天井に穴をぶち
 あけて、火矢を射掛け建物に火を放つことが良く行われた。

  日本においても火が放たれることがある、しかし、日本においては防御側が
 自軍の敗戦が決した時に火を放つのが一般的だ。大坂城しかり本能寺しかり。

  これは何故だろう、私が考えるに違いは最初に述べた建築物の材質の違いに
 違いないと思う。そう日本において攻城戦で火計を用いることはアンフェア過
 ぎる。
  日本においての戦争のルールを思い出して欲しい。
  首そう首である。これがないと、日本の戦は成立しないと言っても過言では
 ないと思う。ではこれが、火計の話とどう絡んでくるのか。
  想像して欲しい、あなたは天守閣に陣取っている、今その城に火がかけられ
 た。逃げ場だけではないその時点で、あなたは死んでいると言っても過言では
 ない。城にいる他の人々も間違いなく死ぬだろう。首なんてものは問題外の状
 況になる。みんな燃えて骨になるのだから・・・

  つまり、攻城戦において火計を用いると言うことは日本の武士社会を覆しか
 ねないそれほどの問題だと言うのが私の火計というものに対しての認識である
 。日本において火を放つのは、盗賊・素破・乱破などの仕事と決まっていたも
 のなのだ。

 日本において、火を放つと言う行為は。それだけ嫌われるものなのだ。
 それが、火砲の発達が妨げられる要因の一つだろう。
 徳川政権の成立が最大の要因であることは言うまでもないが。

  以上 小烏丸でした

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