可愛そうなり関白秀次・・・
戻る

俵藤太(猫)

三成の入れ知恵ともいわれておりますが、秀吉の嫡子誕生の為に
殺されてしまった秀次。 秀吉さえ立身しなかったら、
彼も死なずに済んだ事でありましょう。
「関白職を譲られた=後継者として認められた」と解釈するのは当然のことで、
秀次自身もそう考えていたでありましょうし、次の天下人に
媚を売っておこうという人々にちやほやされて、すっかりその気に
なってしまったところで「淀殿御懐妊」と言われても、
もう後には戻れないのが人情というものです。
本来ならば百姓かそれに近い生活を送っていたはずの人間が、
貴族のような生活に引きずりこまれてしまうと、人格も
破壊されてしまうでしょうし、関白職を返上するといった手も
あったのでしょうが一度覚えた甘い生活をそう簡単に捨てれるはずも
なかったことと思われます。
本当か否かは不明ですが、辻斬りをしているやら、多淫であるやら、
聖域で狩りをしたやらという完全なるいいがかりによって
誅殺されてしまった秀次に同情せずにはおれません。




投稿本当にありがとうございました。