伊達政宗の幕府転覆計画戻る

独眼竜政宗

これは、実在したという説と否定説が絡み合うはっきりとしない話ですが、
発端は1616年春、江戸城下での噂でした。
その噂とは、「クーデター計画がある」というもので、
内容はキリシタン一党の松平忠輝を
盟主として掲げ、又その岳父である伊達政宗も加わっている、
というものでした。
この噂は人から人へと広がっていき、やがては戦争が起こる、
と混乱の極みに達したそうです。
又、西国では、第2代将軍徳川秀忠公が直々に伊達氏討伐に
向かうという噂が起こり、
この2つの噂はやがて仙台藩主伊達政宗の耳にも
伝わったといわれています。
これに対し伊達政宗は「御内試」という作戦計画を練ったと、
「東奥老士夜話」という仙台藩に伝わる書物に書かれているそうです。
この「御内試」とは「徳川軍迎撃作戦」のことで、
第3段階の作戦まで練られていたそうです。
しかしこの話はしだいに消え、それ以後政宗は
より一層の忠誠心を示すようになったそうです。

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