長篠の合戦の実態
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濱野意忠

言い尽くされている感のある「長篠の合戦」ではあるが、
意外と知られていない部分が多い。
最新の解析本からの引用ですが、思わず納得なのでお知らせします。
なお、この本の題名等は後日「掲示板」へカキコします。
まず、鉄砲の使用方法。通常は「三段撃ち」と言われているが、
そうではなかった様です。
「三人一組撃ち」 これは@射手一人、A撃ち終った銃を受取り掃除する者一人、
Bその銃を受取り弾込めして@に渡す者一人 と、されています。
これならば役割分担が明確で、狭い所でも「移動」することなく効率が良い。
次に、「撃ち方」
野戦においては弾薬の量にも限りがあります。むやみに撃っていたのでは非効率的。
そこで、馬防柵の手前に土を盛上げ、「のぞき穴」を開けます。
射手はそこから撃つのですが、その穴のから見える範囲のみの敵だけを
引き付けて撃つ。
武田軍も鉄砲を持っていますから、防御にもなります。
この本では「なぜ壊滅するまで突撃が続けられたか。」まで言及していて
大変面白かったです。是非一度お読み下さい。





投稿本当にありがとうございました。