夢の跡
戻る

赤松円心

先日、播磨国の英賀城跡へ行ってきました。所々に微かに石垣、
土塁が残っているだけ。数百年の時が経過しており、
住宅地の真ん中に位置するので、仕方ありません。それでも、
かつて秀吉の兵がこの土塁をよじ登っていたのだ、と思うと、
歴史のロマンを感じます。また、城壁の一部が今では
用水路の一部として使われていたりします。
城の外郭(現在は道路)をぐるっと回りました。
割と大きな城だったということがわかりますが、
現在の景観からはちょっと想像できません。所々に、
教育委員会の立てた説明の看板や石碑がありました。
英賀城は赤松氏の城で、秀吉が攻めてきたときは三木通秋が城主でした。
なかなか守りの堅い城で、秀吉も苦戦したそうです。
結局は落ちてしまいましたが、秀吉は三木通秋を取り逃がしてしまいました。
英賀城の近くに、法輪寺という寺があります。英賀城攻めの時、
秀吉はこの城に立ち寄り茶を所望しました。ところが、
茶を運んできた僧から茶を受け取ろうとすると、
僧は「このお茶は秀吉様に差し上げるものです」と答え、
秀吉が「ワシが秀吉じゃ」と答えるまで気付きませんでした。
そこで、秀吉はこの寺を
「湯たくさん茶くれん寺」という寺号を与えられました。





投稿本当にありがとうございました。